「まさか、遺言を書かれていたなんて!」打ち合わせ中に、依頼者から、時々聞く言葉です。
では、実際に遺言を書く人はどのくらいいるのでしょうか。公証人連合会によれば、平成26年1月から12月までの1年間に、全国で作成された遺言公正証書は、10万4,490件とうことです。1年間にお亡くなりになる方の数は約127万人(平成26 年の死亡数を前提)ですので、単純化すると、公正証書遺言を書く人は、全体の8パーセント程度です。自筆証書遺言も合わせるともう少し多くなりますが、遺言の普及率は、やはりかなり低いのではないかとも思います。ただ、これからは、徐々に増加していくと思われます。