「弁護士のお仕事」というと、おそらく、裁判所での尋問を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。相手方を攻撃して、言い負かせることができる弁護士が強い弁護士というイメージをお持ちの方もしるかもしれません。「リーガルハイ」「99．9-刑事専門弁護士-」など、テレビドラマなどの影響もあるかと思います。
では、実際の弁護士は、どんな風にお仕事しているのでしょう？このテーマを、数回に分けてお伝えしようと思います。
１回目は、仕事の時間配分です。おそらく、一番長い時間を占めるのが、デスクに向かって起案していることです。もちろん、裁判所に提出する書面を作成します。法廷は、短時間で終わってしまうことも多いですが、それは、主張するべきことを書面で提出するからです。その分、この書面の作成に時間がかかっているのです。